白夜

ドストエフスキーの『白夜』を読んだ。
カラマーゾフ罪と罰はまだ読んでないので始めてのドストエフスキーの作品になる。
友達に短くて面白いものという要望を出したらこの本を貸してくれた。
内容は妄想好きなインテリ青年が白夜の夜にナースチェンカという少女と毎晩会うというものだ。
ストーリーは平凡だけど人の感情が分かりやすく日がたつにつれて二人の心が通じ合っていくことが深く書かれている。最後になると主人公の気持ちが乗り移ってくるような気がして、少女が好きになるような気がしてきた。
ただし、難点としては初版が昭和30年代であるので翻訳者の使った少女の言葉が古臭く感じられてしまい、たまに年増に見えることがある。